ガーデン山って、ちょッと変わった名前ですよね。
正式の地名ではなく通称なのですが、
では、なぜガーデンというのか?
それは、このあたりは昔、ほんとーにお庭だったからなのです。
戦前まで大澤さんという方の5万坪もの広大な庭園でした。
ガーデン下にある橋の名残りは、当時のお屋敷への入口でした。
庭園の中には、噴水、四季折々の花が楽しめる花壇、
日本庭園や池(今でもガーデン山団地の中庭に名残りがあります)、
めずらしい植物や果樹を集めた温室、熱帯魚の水槽、
孔雀やホロホロ鳥、ヤギ、ブタ、ウサギ、サルなどの動物小屋までありました。
そして、これらの施設は「横浜ガーデン」と呼ばれ、
一般の方に無料開放されていました。
昔のお金持ちってスケールがちがいますよね。
遠足に訪れる小学生も多く、今でも「あたし、小さい頃遠足でここに来たのよ」
というお年寄りがいらっしゃるそうです。
下記の本を参考資料とさせていただきました。
「東横沿線」創刊20周年記念 写真集
「わが町の昔と今」神奈川区編 編集発行人 岩田忠利
※昔のガーデン山の写真が多数掲載されています。
他にも神奈川区内の町の昔の写真、商店街の地図なども載っていて、
とても興味深いです。 河合書店でも販売しています。
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